フランスのエステティック

先日、友人から一枚の写真をメールで頂きました。
TVでフランスの老人ホームの特集がやっていたのとこと。
そう、フランスの医療・介護現場では、一足早く「美容ケア」の導入が進んでいるんです。
 
1960年、ロンドンのHalliwich病院で女性入院患者のために美容院とエステティックサロンを兼ねたビューティサロンが創設され「回復期における美容ケア(ヘア、フェイシャルケア、メイキャップ)が入院患者の気力を取り戻させるのに明らかな効果がある」と確信されて以来、アメリカやフランスでもエステティシャンに美容ケアを依頼する病院が多くなっています。

また、フランスの高齢者介護や認知症の治療にも、エステティックの導入は盛んです。

年齢を重ねるにつれ、誰もが手や顔にシミやしわが現れてきて、他人には、見られたくない、覆い隠してしまいたいと思いがちです。

そんな中で、美容ケアを通して本来あるべき自分への愛情を蘇らせ、失ってしまった自信を取り戻すお手伝いが出来ます。
フランス語で、ソワンという意味は、「お手入れ・心遣い」という意味があります。

要するに、ソワンエステティックというのは、技術的なものばかりでなく、精神的でなおかつ心理面に十分に気を配ったケアと言えます。

施術によって人を癒し、励まし、QOL(生活の質)の向上に寄与できたらどんなに素敵でしょう。

私のエステは、この「ソワン」の部分をとっても大切にしています。

日本でも、様々な「療法」があります。運動療法、音楽療法、食事療法…。 そしてエビデンスも増えて、美容療法も浸透しつつあります。

手の(株)資生堂でも社会貢献活動の一環として、化粧療法プログラムを行っていますが、私自身も技術習得で大変お世話になっています。

美容の力は本当にすごいです。

私自身の使用している化粧品メーカーでも、60代以上の女性が多く集まる美容サロンがあります。

化粧品会社に勤めていたときも、お客様やオーナーの中には、70代 80代の方が沢山いらっしゃいました。
共通することは、心身共に豊かな方が多く、その空間は元気なパワーと笑顔で溢れていること。

別に、美容に興味がある人だけをエステをする訳ではない。

エステをきっかけとして、今の生活に彩りを持ち、生きる希望を持ってもらえたら…。

日本の医療・介護・福祉の現場でもエステティックをもっと身近に感じて頂けるよう、私もオファー頂いた仕事は全力で利用者様と向き合い、笑顔にしていきたいと思います。